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昨年4月14日の夜以降、震度7や6強を観測する地震が相次いだ熊本地震。

私たちJAGDA熊本会員も、仕事場も本棚が倒れ散乱する本や書類、机から落ちたPC、大きなレーザープリンターが迫って来る恐怖。自宅も同様に部屋の中は荷物が散乱し、停電と断水が続く、コンビニから食料や水が消えていき、避難所や車中泊の中、スタッフの状況は、お客様の状況は、不安の中続く余震。

そんな中、全国の仲間から寄せられた温かいお気持ちと、ご支援がどれだけ心強かったか…。感謝の気持ちでいっぱいです。

​幸い、命に関わるような大きな被害はなく、現在、全会員にほぼ通常が戻ってきています。

とはいえ、熊本は今なお、復興の真っ只中です。一方では、すでに地震の記憶の風化が懸念されており新たな問題が発生しています。 一番被害がひどかった益城町でも1年も立たないうちにボランティアセンターが閉鎖され、現場のニーズとのズレが生じています。 今なお、仮設住宅で暮らしている方々、今後どのように生活を再建していくか等、地震直後とは違う不安があると言われています。

熊本地震を体験し、熊本に暮らす私たちだからできること。デザイナーの役割も多くあると感じています。

デザインを通して復興を支援。デザインを通して風化を防ぐ。

​私たちが「今」できること、「今」を伝えることを「ingKUMAMOTO」と名付けて展開していきます。

​これが、私たちJAGDA熊本の使命と考えました。